GL-Connectionは様々な波形表示に見やすく対応しています。
最大20台(2000ch)のGLシリーズをPC画面で効率よく管理するために、GL-Connectionはマルチウィンドウ機能に対応しています。最大4画面まで画面を分割し、波形を表示する事ができます。
GLシリーズをLANもしくはUSBでPCへ接続すると、「収録」「フリーランニング」「GLシリーズに保存された波形データの再生」「PCに保存された波形データの再生」など、様々な情報を管理することができます。
マルチウィンドウで表示できる画面を、さらにタブで区切り、指定した波形を表示する事が可能です。表示できる対象はGLシリーズ本体、個別アンプ、指定したチャネルなど詳細に設定ができ、直感的に画面上で見やすいように管理することができます。
■ タブ全体のコピー
■ チャネルを個別コピー
■ タブの移動
■ タブカーソル同期
■ リモートロック解除機能
通常は、設定条件の混乱を防ぐため、PCからの制御時には、本体での操作は不可能となっています。(リモートロック状態)
リモートロック解除機能を使用すると、PCからの制御時も本体側で設定条件の変更や測定の開始/停止が可能がとなります。
GL-ConnectionはGL7000 Plus以外のGLシリーズも、LAN / USB接続することで利用可能なGLシリーズ統合アプリケーションソフトウェアです。GL7000 Plus接続時はFFT機能を搭載した専用ソフトウェアとして制御・収録が活用可能です。
GL2000・GL980・GL900・GL840・GL820・GL240・GL220接続時は波形ビューア機能を主体としたソフトウェアになり、データ互換性もあります。
GL-Connectionは複数台のGL7000 Plusや他GLシリーズを簡単に管理することができます。また、多数の収録データを、同一時間上で確認できるようデータ結合をすることが可能なため、ファイルを開くだけで全体の状況をすぐに把握可能です。
接続方法 | 機種 | 機種 混在 |
スタート ストップ |
データ 結合 |
---|---|---|---|---|
1.複数台接続![]() |
GL7000 Plus GL2000 GL980 GL900 GL840 GL820 GL240 GL220 |
可能 |
各本体ごとに操作 | 収録後 |
2.リンク接続 (同時)![]() |
GL7000 Plus GL2000 GL980 GL900 GL840 GL820 GL240 GL220 |
可能 |
1回の操作で順次接続 ※タイミングは保証されません。 |
収録停止時 収録後 |
3.リンク接続 (同期) ※使用には同期ケーブルが必要 ![]() |
GL7000 Plus | 不可 | 1回の操作で完全同期 | 収録停止時 収録後 |
4.混合接続 (1〜3混在)![]() |
GL7000 Plus GL2000 GL980 GL900 GL840 GL820 GL240 GL220 |
1〜3の接続方法に依存する。 ※同期は3.リンク接続(同期)でのGL7000のみ |
■ データ結合の流れ
項目 | GL-Connection (Ver2.0以降) |
GL980_2000-APS | GL100_GL240_ GL840-APS |
GL220_820-APS | GL900-APS | |
---|---|---|---|---|---|---|
接続 | 対応機種 | GL7000 Plus GL2000 / GL980 GL900-4/-8 (本体Ver.3.01以降) GL840 (本体Ver.1.21以降) GL820 (本体Ver.1.08以降) GL240 (本体Ver.1.21以降) GL220 (本体Ver.1.06以降) |
GL2000 GL980 |
GL840 GL820 GL240 GL220 GL100 |
GL820 GL800 GL220 GL200A |
GL900-4 GL900-8 |
接続台数 | 20 | 1 | 10 | 10 | 1 | |
最大CH数 | 2000 | 4 or 8 | 1000 | 500 | 4 or 8 | |
USB, LAN混在接続 |
可 | 不可 | 可 | 不可 | 不可 | |
表示 | 画面分割 | 4画面 | 1画面 | 1画面 | 1画面 | 1画面 |
グループ機能 | 最大20グループ | 無し | 最大4グループ | 最大4グループ | 無し |
対応機種 | USB接続 | LAN接続 | 無線LAN | 接続制限 |
---|---|---|---|---|
GL7000 Plus | ○ | ○ | - | 優先1:GLシリーズ最大20台まで 優先2:2000chまで |
GL2000 / GL980 | ○ | ○ | - | |
GL840 | ○ | ○ | ○※ | |
GL820 | ○ | ○ | - | |
GL240 | ○ | - | ○※ | |
GL220 | ○ | - | - | |
GL900 | ○ | ○ | - |
接続しているユニットや収録チャネル数、収録先などで、最速サンプリングが制限されます。
下記の制限内でも、複数台の接続などを行った場合、特にLAN接続では、通信遅延のために通信が間に合わない場合があります。その場合はサンプリングの速度を落としてください。GL機器本体の制限についての詳細はCD-ROM内の本体取扱説明書を参照してください。
■ GL7000 Plus
名称 | 説明 | ||
---|---|---|---|
ユニットによる制限 (GL機器側の制限) |
電圧ユニット | 1ms | |
電圧/温度ユニット | 10ms | ||
高速電圧ユニット/高電圧ユニット | 1µs | ||
ひずみユニット/加速度ユニット | 10µs | ||
ロジック/パルスユニット | ロジック:1µs、パルス:100µs | ||
収録先による制限 (GL機器側の制限) |
内蔵RAM | 1µs | |
内蔵フラッシュ | 1ms | ||
SDカード | 1ms | ||
SSDユニット | 1〜2ユニット:1µs ※パルスは8chまで 3〜4ユニット:2µs ※パルスは16chまで 5ユニット以上:5µs |
||
本体収録形式による制限 (GL機器側の制限) |
GBD(バイナリ) | 1µs | |
CSV(テキスト) | 10ms | ||
リング収録による制限 (GL機器側の制限) |
リング収録による制限です。(GL機器本体の制限) リング収録On時:100ms(内蔵フラッシュ、SDカード、SSDユニット時のみ) |
||
演算機能による制限 (GL機器側の制限) |
100ms ※本アプリケーションではGL機器の演算機能を使用することができません。また本アプリケーションにも演算機能はありません。 |
||
通信による制限 (アプリケーション側の制限) |
通信量によりPC収録のサンプリング設定目安があります。 ※LAN接続など既存ネットワークに接続する場合は、下記の制限内でも通信が間に合わない場合があります。 その場合は、USB接続にするか、サンプリングを遅く設定してください。 サンプリングの目安 |
||
USB接続 | GBD(バイナリ)形式 | 1ms/5Unit (※) | |
CSV(テキスト)形式 | 1ms/5Unit (※) | ||
LAN接続 | GBD(バイナリ)形式 | 1ms/5Unit (※) | |
CSV(テキスト)形式 | 1ms/5Unit (※) |
■ GL240、GL840、GL220、GL820
名称 | 説明 | ||
---|---|---|---|
アンプによる制限 (GL機器側の制限) |
有効CH数 | 最速サンプリング | |
1 | 10ms | ||
2 | 20ms | ||
3〜5 | 50ms | ||
6〜10 | 100ms | ||
11〜20 | 200ms | ||
21〜50 | 500ms | ||
51〜100 | 1s | ||
101〜200 | 2s | ||
※GS/WLセンサのCH数は含まれません | |||
本体収録形式による制限 (GL機器側の制限) |
GBD(バイナリ) | 10ms〜 | |
CSV(テキスト) | 100ms〜 (※GL240、GL840は10ms〜) |
■ GL900
名称 | 説明 | ||
---|---|---|---|
収録先による制限 (GL機器側の制限) |
内蔵RAM | 10us | |
内蔵フラッシュ | 1ms | ||
USBメモリ | 1ms | ||
本体収録形式による制限 (GL機器側の制限) |
GBD(バイナリ) | 1ms〜 | |
CSV(テキスト) | 10ms〜 |
■ GL980、GL2000
名称 | 説明 | ||
---|---|---|---|
収録先による制限 (GL機器側の制限) |
内蔵RAM | 1µs | |
内蔵フラッシュ | 1ms | ||
USBメモリ | 1ms | ||
本体収録形式による制限 (GL機器側の制限) |
GBD(バイナリ) | 1ms〜 | |
CSV(テキスト) | 1ms〜 |
項目 | 内容 |
---|---|
アンプ設定一覧表示 | 1台に装着されている複数のアンプユニットのアンプ設定情報を一覧表示、設定条件をCSVデータで保存可能できます。 |
PC収録 On/Off機能 | PCへのデータ保存無しで、本体内のみにデータ保存できます。 |
統計・表示 | 収録中の最大、最小、平均、ピークや、再生カーソル間の最大、最小、平均、ピーク、RMSが表示できます。 |
チェックサム機能 (*1) | 収録データに対し、ファイルの整合性を確認する簡易的なチェック機能です。 第三者などによりファイルの中身が変更された場合、チェックサム確認を行うとチェックサムが不一致となり、 ファイルが改竄されたことがわかります。チェックサム機能では、収録ファイルにチェックサムを付与します。 |
ファイル操作 | 変換機能(カーソル間、全データ)、全データをCSV形式へ変換、ファイル連結ができます。 |
検索機能 | レベル検索や、アラーム検索、時間移動(データの先頭、中心、最後、トリガ点、指定時刻、指示時間、指定点数)ができます。 |
メール送信 | アラーム発生時にEメールを自動送信できます。 セキュアメール送信可能(Gmail、Yahooメール等) |