自動トンボ読み取りシステム

 

ARMSとは?

ARMSとはAdvanced Registration Mark Sensing System の略で、グラフテックの最新カッティングマシンに搭載された自動トンボ読み取りシステムです。カッティングマシン本体の性能に、ARMSのトンボ(位置あわせマーク)読み取り機能を合わせることで、プリント&カットの生産性を格段に向上します。


トンボとは?

トンボとは印刷物をカットする際、パソコン側のカットラインデータと印刷物のカットラインの位置を的確に合わせるためのマークのことです。

(*1)
カッター刃にスプリングが装着されている場合は、カッター刃からスプリングを外して使用してください。
(*2)
厚み0.25mm以下でCB09UBでカット困難な小文字カットに適します。

カッティングプロッタ機種別 対応機能一覧

ARMSの各機能対応状況は機種により異なります。下記一覧を参照ください。

機能 機種
FC8600 FC8000 CE6000/Plus CE5000 FC2250 FC4500 FCX2000
1 トンボセンサ
感度自動調整
- -
2 ISM機能
(Intelligent Scan Mode)
※Ver.2.10~
- - - - -
3 セグメントエリア補正
4 セグメントトンボ
分割カット機能
※Ver.2.10~
- - - - - -
5 トンボマーク
自動検出Ver.1
- ※~Ver.3.00
- ※~Ver.3.80
又は
Ver.5.00~Ver.6.10

-
6 トンボマーク
自動検出Ver.2
※Ver.3.01~ ※Ver.3.90~Ver.5.00未満
又は
Ver.6.20~
- -
7 4点トンボ補正
8 マルチトンボ補正
9 トンボコマンド対応
10 拡張カット範囲 - - - -
11 検出時間短縮 - - - -
12 ARMSコピー - - -
13 1点トンボ補正 - - - - - -
14 用紙押さえ - -
15 裏トンボ - - - - - -
16 トリムマーク対応(*1) - -
17 反転トンボ - - -
(※)
ファームバージョン。
(*1)
西洋式トリムマーク対応はFCX2000のみ。

ARMS 各種機能概要

1.トンボセンサ感度自動調整(*2)


予め、メディアの下地とトンボマークでのセンサ感度を本体に記憶させることにより、格段にトンボマークが読み取れるメディアの種類が増えました。これまでのように、白いメディアに黒のトンボマークだけでなく、青いトンボマークなど、コントラストの有る色であれば読み取り可能です。また、黒地に白いトンボマークのようにこれまでとは反転されたデータでも読み取ることができます。


2.ISM (Intelligent Scan Mode)機能(*2)


光沢ラミネート素材やヘアライン素材等、識別がしづらい素材へ印刷されたトンボでも、ISMにより高精度なトンボ検出を行うことができます。


3.セグメントエリア補正


紙送り方向の中間トンボを読み取り、分割されたセグメントエリアごとに4点補正を行います。これにより、長尺印刷で蛇行した場合でも全領域において位置あわせが実現できます。

【対応ソフト】Cutting Master 4Cutting Master 3Cutting Master 2Graphtec Pro Studio / Graphtec Pro Studio PlusGRAPHTEC STUDIOPlotter Controller


4.セグメントトンボ分割カット機能


従来はトンボ読み取り後に一度にカットを行っていたが、本機能により4つのトンボを読み取り、その範囲内をカットする行程を繰り返すことで、全体をカットすることができます。この方式により送り方向の動きを減らし、長尺のプリント&カット時にズレの少ないカットを行うことができます。

【対応ソフト】Cutting Master 4Cutting Master 3Graphtec Pro Studio / Graphtec Pro Studio PlusGRAPHTEC STUDIO


5.トンボマーク自動検出Ver.1


第1トンボを自動的に検出。手動でトンボマークまでセンサを移動させる必要がありません。2点目以降で読み取りエラーが発生しても、自動的に再検出します。


6.トンボマーク自動検出Ver.2


第1トンボを自動的に検出する機能です。手動でトンボマークまでセンサを移動する必要がありません。新たなトンボ検出方法により、従来よりも検出エリアを拡張。マイナス方向の第1トンボも検出可能となりました。


7.4点トンボ(2軸歪み)補正


2点、3点の読み取りに加え4点トンボを読み取り、X軸・Y軸方向の歪みを補正します。より高度な位置あわせにより印刷時に傾いた図形や歪んだ図形も正確にカットします。


8.マルチトンボ補正


RIPなどの配列機能を使用して印刷したデザインもカットデータ送信時に配列指示を送ることで連続してトンボを読み取り、カットを行います。作業時間を大幅に短縮し、作業の生産性を高めます。


【対応ソフト】Cutting Master 4Cutting Master 3Cutting Master 2Graphtec Pro Studio / Graphtec Pro Studio PlusGRAPHTEC STUDIO

9.トンボコマンド対応

トンボの詳細設定をパソコンのアプリケーションから制御可能なトンボコマンドに対応。便利なアプリケーションと連携します。
【対応ソフト】Cutting Master 4Cutting Master 3Cutting Master 2Graphtec Pro Studio / Graphtec Pro Studio PlusGRAPHTEC STUDIOPlotter Controller

10.拡張カット範囲


ARMS時の作図範囲を拡張しました。ARMS4.0までは、トンボ枠の内側をカット範囲としましたが、ARMS 5.0は、トンボ枠の外側もカット可能です。用紙を有効に使え生産効率を向上します。


11.検出時間短縮


トンボの検出順番を変更し、トンボ検出時間の大幅な短縮を図りました。従来機の1/2でトンボ検出可能。


12.コピー機能の強化(ARMSコピー)


トンボ付データにも対応し、一度データ転送するだけで、その後はPCを使わずに連続コピーが可能です。プリント & カットの生産性を大幅に向上します。PCも最初の1回だけの操作だけですので、コピー作業中でも他の作業ができます。


13.NEW! 1点トンボによるトンボ付きデータのコピーカット


カッティングプロッタにデータを1回転送すれば、同じデータを連続カット可能です。
標準付属ソフト Cutting Master 4やGraphtec Pro Studioを使用することにより、初めの1回のみ4点トンボを読み込みカットしますが、2回目以降は1点トンボ読み込みで自動的にデータ補正をしカットする為、カット時間が大幅に短縮できます。


14.用紙押さえ


トンボ読み取りセンサ部に自動用紙押さえ機能を装備。用紙の浮きを防止し、より安定したトンボマークの読み取りを行います。


15.NEW! 裏面トンボ読み込み機能


通常は印刷面を上向きにカットしますが、印刷面を傷つけないように用紙を裏返してカットや罫引きする事ができます。
標準付属ソフト Cutting Master 4やGraphtec Pro Studioを使用することにより従来より操作が簡単になりました。


16.NEW! Adobe Illustrator トリムマークのトンボ対応


Adobe Illustratorには、印刷時の断ち落としの位置を示すトリムマークという機能があります。このトリムマークを用いてカットの位置あわせを行うことができます。また、プラグインソフトであるCutting Master 4と組み合わせることにより、西洋式のトリムマークを用いてカットの位置あわせを行うことも可能になりました。


17.反転トンボ


ARMSのトンボ機能に白黒反転トンボを追加。ホログラムシートなど表面の光沢が強く、従来のトンボでは読み取りができなかったメディアでも位置あわせができるようになりました。白黒反転トンボの作成は標準付属ソフト Cutting Master 4(*4)/Graphtec Pro Studio(*4)より簡単に行うことができます。

(*2)
トンボ印刷の状態によっては読み込めない場合があります。